70seedsについて

2018年7月、70seedsは2年ぶりとなる2度目のリニューアルを実施しました。

新しいコンセプトは「次の70年に何をのこす?」という問いかけ。

70seedsが「戦後70年の“知らなかった”と出会う」をコンセプトに立ち上がったのは2015年のこと。

様々な切り口で「戦争」や「平和」といったテーマを、
現代人にとって身近なものにアップデートして届けることに取り組みました。

そんな1年を過ごす中で出会った、「戦後70年」という節目を生きる様々な取り組み。

『対話とアートが壁を超える-武蔵美×朝鮮大のインスタレーション』

『母子家庭の7割が貧困の裏-3keys「戦後日本の子ども事情」①』

こんな取り組みが次々に生まれ、世の中から評価されていけば、
人の生き方はもっと自由になるし、これからの世の中はもっと「平和」なものになるんじゃないか。

そう考えた私たちは、1度目のリニューアルを行いました。

そこから生まれたコンセプトは「ハートに火をつける」

私たちが取材した方々の記事が、周りの人たちのハートに火をつけ、行動する人たちが増えてほしい――
そんな想いからつけたコンセプトでした。

しかし、「ハートに火をつける」存在というのはあまりにも定義が広すぎたことや、 運営組織が変わったことによって、編集部メンバーそれぞれの持つイメージがだんだんとぼやけてしまっていたのです。

この状況から、編集部ではあらためて存在価値の問い直しを始めていくことにしました。

「ハートに火をつけるのは何のため?」
「私たちが共感する相手は?」
「メディアの役割って?」
「いったい誰に届けたいんだっけ?」

70seedsが何をやっていくのか、その輪郭がようやく見えてきたのは、
検討を始めて半年後のことでした。

「『戦後70年』から学んだことは何だったのか」
「取材先の方々が生み出している価値の本質は何だったのか」
「それは誰のためにあって、何をつくりだしていくのか」
「そこにある共通項は何なのか」

そんな、いくつもの問いを重ねて生まれたのがこれからのコンセプト。

「次の70年に何をのこす?」

過去があるから今があり、今は未来に連なっている。
今を刹那的に消費せずに、孫の世代に価値をのこす。
世の中の新しい仕組みは、個人の衝動から生まれる。

そこにあるのは虚飾ではなく、やむにやまれぬ想いと行動。

私たちが編集していくのは、とてもミクロでとてもマクロな、
あたらしい個人と社会のストーリーです。

70seeds 編集長 岡山史興



戦後70年を機に発足した70seeds。
戦争という起こってしまった事実、その記憶を残していくことに端を発した媒体だった。

この夏、70seedsは少しだけ「方向転換」ではなく、「自分たちの立ち位置を変換」することにした。

「これからの70年に何をのこす?」

それは、過去から現在を繋いでいたものを、さらに未来に繋いでいくこと、
さらに過去から学び、未来に向かって僕たちが生きる現在、新たに何かを生み出していくことだと思う。

これからさらに70seedsは、人と人、場所と場所、時代と時代を繋いでいく中間地点のようなものになっていくのだと思う。

点と点が繋がって線を描いていく。
未来を描いていくように。
線は進む方向や時間の流れを感じさせる。
そんな「線」というモチーフが与える感覚は、きっと誰もが共有するものだと思う。

一本ずつの線が、7本集まり、水平を描く線、斜めに走る線、ぐるりとカーブを描く線、そんな線たちの集合体でロゴマークを作った。

7の部分の水平線と、60度の直線。
角度の違う線が集まることで、その重なりに立体感が生まれた。
多様性が集まることで、そこに立体感が生まれるということだと思った。

0部分はスクロールする事で画面の奥に進むようにも見えてくる。

繋がりとしての線、方向としての線、線が集まってできた立体。
スマホやPCの二次元の中にはおさまらない、立体的な活動をしていくという想いを込めた。

デザイン担当:黒野真吾(humar.)