SPECIAL CONTENTS

04

わたしの温度があがるとき。
" 「あたためること」は、いちばん記憶にのこる愛なのかもしれない。 "

はじめまして、かしやまといいます。(トップ写真いちばん右です)
この冬「どこでもおフロ、ヌカモフ」という、米ぬかでできた温熱ピローをみんなでつくりました。

 

世の中にはすでに、あたためるための商品がたくさんあります。
そんな中で「ヌカモフ」チームがいちばんこだわったのは、「自分と同じような気持ちのひと」が嬉しくなるものをつくること。

 

この連載では、「温度があがるとき。」をテーマに、チームのメンバーそれぞれの「気持ち」を綴っていきます。初回は、商品コンセプトづくりを担当したわたし、70seedsのかしやまのことを、すこしだけ。

 

というのも、「ヌカモフ」の構想を聞いていちばん温度があがったのは間違いなく、わたしだと思うのです。

 

使いたいものも使えない、こんなオフィスじゃ・・・

 

わたしは冷え性です。

 

前職では金融系の営業をしていて、冬も自転車で営業に回っていたんですが、帰社後体温が戻るまですごく時間がかかるので毎日ぶるぶる震えていました。

 

堅い雰囲気のオフィスだったので、おしゃれなあたためグッズなんて持ち込めるわけもなく、地味なひざ掛けやカーディガンでしのいでいました。もっと自分の好きなものを使いたい…と思いながら。

 

 

そして転職してきた今のオフィス。好きなものを使えるのはいいんですが、単純に寒いのが難点で。

 

暖をとるために足元用の小さい電気カーペットをずっと当てていたら、靴を履けないくらいむくんでパンパンになってしまい、足の裏もしびれるような状態に。。。今思うと低温火傷かもしれないんですけど、それから怖くて使っていません。

 

でも、「寒さ」って、体だけじゃなく心にも来るんですよね。

 

あたたかさ、は記憶にのこる。

前職のオフィスで寒かったのって、「あたたまりたいときに、好きなものであたたまれない」、体と心の「寒さ」があったからなのかな、と今にして思います。

 

わたしのふるさと、東北は冬が長いんです。1年のほぼ半分が寒いという感覚でした。実家に住んでいた時は、足が氷のように冷え切って眠れないくらい。

 

そんなとき、母がわたしの寝る直前に洗面器に足湯を用意してくれたり、湯たんぽを入れてくれたりしていたことを今でも覚えています。

 

家を出てからはお湯を沸かすのも大変だし、ジェルが入っていてチンするタイプのものなどは感触があまり好みでなく使わなくなってしまいました。

 

これもきっと、母があたためてくれたことが「心」もあたたかくしてくれたんだろうな、と思うのです。

 

そして、そんな記憶にのこるあたたかさって、「愛」なんじゃないかって。

 

あたためることは、愛なのかもしれない。

上着を貸してあげたりマフラーを巻いてあげたり、「寒くないようにしてあげる」ってわかりやすい愛ですよね。

 

私の中で一番大切な思い出って受験中母が湯たんぽを入れてくれたことや、寒い中公園を歩き回ったときに彼が渡してくれた温かいホットレモンのことなんです。

 

だから、わたしにとってヌカモフをつくることは、自分や、自分の大切な人に「愛を伝える」ことなのかもしれません。

 

両親、兄夫婦、小さい子がいる仲良しのいとこ家族、各家庭にひとつずつプレゼントしようと思ってます。兄は鍼灸師なので施術中にお客さんにも使ってほしいな・・・なんて妄想しているんです。

 

それもこれも、やっぱりわたしの温度をあげてくれたのがヌカモフだからなんだと思います。

 

愛せるものをつくれるってうれしいから。

 

ヌカモフをつくりはじめてからのわたしは、寒さに悩んでいた昔が嘘のような日々を送っています。

 

今は外から帰ってきたら温めたザブトン・ヌカモフのスリットに両手を差し入れるのが至福。手が温泉です。

 

時間が経つとだんだん冷めていくのもいい。低温やけどなどの心配もないです。

 

朝は背もたれと背中の間に挟んでます。背中を温めると顔色が劇的によくなるので冬季ゾンビの私は重宝します。

 

仕事中はクッション代わりに敷いて使っていますが、体の芯から温まるし骨盤クッションのような絶妙な安定感で背筋も伸びる!10分でかなり暖まるのでその後は太ももの上に置いて使っています。

 

それになんといってもデザインが好き。身の回りのものをシンプルなデザインで揃えたいわたしにぴったり。しかも、しっかりした密度があるのにふわっとやわらかい…いい生地だな〜という幸福感がすごいです。(ALLYOURSはすごい!)

 

・・・と、長々語ってしまいましたが、これだけ愛を込めて商品をつくらせていただける、ということがとてもうれしいんです。

 

そんなヌカモフで、ぜひ誰かをあたためてもらえたらもっとうれしくなってしまいます・・・。簡単だけどすごく印象ぶかい愛の伝えかた、あなたの大切な人の記憶にのこることを願っています!

 

SPECIAL CONTENTS

01
温度は、見えない「ありがとう」。
SPECIAL CONTENTS

02
大好きな「コイツ」にあたらしい役割が生まれたよ。
SPECIAL CONTENTS

03
「あたためること」は、いちばん記憶にのこる愛なのかもしれない。
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アイピロー
中身が1つなら目に。
長時間のPC作業で疲れた目元をじんわり暖めます。一日の終わりのリラックスにも。
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次の70年に、“深呼吸“をのこす。

山燕庵(さんえんあん)

普段の生活で忘れがちな、人も「自然の営み」の一部であること。忙しいときこそ、深呼吸をして水や土を感じてみよう、という思いで名付けられた「深呼吸農法」に取り組む若手農家。