SLには興味あるけど、乗れる場所が遠くにありそう…

 

そんなあなたにも、おすすめできるSLがあるんです!

 

埼玉県にある秩父鉄道が運行している戦時中生まれの機関車「C58-363」が運行するSL「パレオエクスプレス」は新幹線や高崎線などが通る「熊谷駅」が始発になっています。

 

「パレオエクスプレス」のお勧めできるところは何と言っても、気軽に乗れる事。SLには熊谷駅や寄居駅など都内からのアクセスも抜群によく、SLには510円(自由席・乗車券別途)があれば乗れてしまうんです!

 

今回の記事では、そんな「パレオエクスプレス」の旅をお送りします。

 

それでは、さっそく行ってみましょう!

 

 

いざ、熊谷駅へ

 

新宿から湘南新宿ラインに揺られる事1時間弱。

日本で一番暑い街と言われる熊谷に到着します。

 

ここでSLに乗車する為のチケットを購入。

1440円で秩父鉄道全線が乗り放題の秩父路遊々フリーきっぷが便利です。

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日本一暑い街と言われる熊谷の熱気を感じながら、ホームに向かっていると既に入線している「C58−363」の姿が!

 

この日運行されていたのは、埼玉県が産み出した名物アイス「ガリガリ君」とコラボしたパレオエクスプレスの特別バージョン「ガリガリ君エクスプレス」。

 

運行初日という事もあり、平日ながらも夏休みを堪能する子供連れなどで賑わっていました。

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昔ながらの形をした、どこかノスタルジックさを感じさせられる客車に乗り込みます。

 

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車内は4人掛けの椅子がずらっと並んでいます。古い車両ながら、クーラーが効いていたので、真夏でも非常に快適です。

 

 

出発進行!

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SL特有の「ボーーーーーーーーー!」という迫力ある汽笛が聞こえて来ると、いよいよ熊谷駅の発車時間です。

 

「ガッタン」という音がすると、三峰口まで約2時間40分のSLの旅の始まりです。

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熊谷を出てからしばらく走ると、一面には田園風景が広がります。

関東平野のど真ん中ながら、どこか懐かしさを感じさせる景色です。

そんな景色の中をSLはゆっくりと秩父に向けて走っていきます。

 

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この日は「ガリガリ君エクスプレス」と銘打っていることもあり、車内ではガリガリ君が無料で配布されていました。ガリガリ君が無料でもらえるとあって、夏休みを満喫する子ども達は大喜び!

車内のイベントではガリガリ君のグッズがもらえたりするなど、ガリガリ君ファンにはたまらない!?

 

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熊谷を出てから1時間ほど走ると、車窓は一気に山間の景色に変わります。

左右を山に囲まれ、渓流のそばを走っているSLに乗っていると、ちょっとした小旅行をしている気分になります。

 

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熊谷駅を出発してから1時間15分。ライン下りで有名な長瀞に到着!大半のお客さんはこちらで下車します。

長瀞駅の建物は昭和の雰囲気を残したレトロな佇まい。SLだけでなく、建物の写真を撮っても非常に絵になります。

 

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次の駅、秩父駅に到着。

こちらでは、先頭のSLの近くでちょっとした撮影会が開かれていました。

SLを前にピースマークをしている子供達の元気あふれる表情で、思わずこちらも笑顔になってしまいます。


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御花畑駅を出発すると、線路の勾配も急になり山が近いことを感じさせます。

景色も一面に緑が広がり、山の空気を全面で感じる事ができます。

 

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出発から2時間40分、奥秩父の玄関口である三峰口駅に到着!

 

駅を降りると、こんな景色が広がっています。いやーっ、遠くへ来たもんだ!

 

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いかがでしたか?都心から一番気軽に乗る事ができる、蒸気機関車の旅。

 

SLが好きだけど遠くへ行くには抵抗がある、昭和日本の空気を味わいたくなった、都心から気軽に小旅行がしたい、などなど色々な人達にオススメできるSLです!

 

編集部 伊藤