岡山 史興
長崎生まれ、富山在住の岡山です。 平和をライフワークに据え、大学/大学院で「被爆者の証言継承」を研究。 現在はトゥ株式会社の代表を務めながら、日本一小さな村富山県舟橋村で「みん営」を掲げる保育料ゼロの学童保育fork toyamaを運営しています。
田中 美有
,too取締役、変化の探求lab長。徳島県の山奥で生まれ育ち、小さな頃から遊び場は野山。 自身では実家の山をフィールドに管理放棄山林の価値変容を起こす文化づくりの事業を行う。

70seedsを運営するトゥ株式会社(,too)は今年5月に10期目のスタートを迎えました。10周年に向けた私たちの現在地を、ここに記します。ぜひご一読いただけたら幸いです。

 

私たちトゥ株式会社はこの5月、10期目を迎えました。

コロナ禍に物価高にと、社会が大きく揺れ動く中こうして年を重ねてこられていることに、心から感謝しています。

さまざまな立場から私たちを支えてくださっているみなさま、本当にありがとうございます!!

この記事では、10年目を迎えるまでの道のりや、私たちの提供価値の変遷、そして来年の10周年に向けた企てについてお話しさせていただきます。

しばしお付き合いくださいませ。

 

なりゆきから生まれた会社

2017年5月24日に生まれたときの社名は「株式会社am.」(アム)という読み名は、編集の「編む」からきています。ウェブメディア『70seeds』の運営というバックグラウンドも含め、広義の編集を追求する会社として立ち上げました。

代表の岡山がPR会社勤務を経て2014年に立ち上げた前身の会社を離れて、立ち上げた「am.」は、「ソーシャル、ローカル、スタートアップ」の領域を重点にPR・編集のクライアントワークをメイン事業とする会社でした。

なかでもウェブメディアの表現手法においてさまざまな挑戦を繰り返していたのがこの頃の特長です。

17秒で伝わる動画を作るには?70seeds 岡山氏が語る、3秒で離脱されない動画制作/ferret Media

 

そうこうしているうちにだんだんとウェブメディアの知名度が上がってきたことで、『70seeds』を運営している「am.」です、という自己紹介がややこしくなってきたこともあり、社名を「70seeds」に統一することにしました。

ウェブメディアと連動したリアル店舗「70seeds store」がTV番組「ヒルナンデス」に取り上げていただくなど、各事業が活発に動いていました。

【オーナーズインタビュー/70seeds STORE】仕入れた商品を魅力的に魅せるためのストーリー提案/BASE U

 

農業×ICTをテーマに企業の枠を越えたプロジェクト「できる.agri」を立ち上げて、全国各地の農業者の方々のもとを訪れていたのもこの頃でした。

『できる.agri』、IT×農業サービスのカオスマップを発表!/PR TIMES

 

コロナ禍と「自立の壁」

そんな折に訪れたコロナ禍。移動が制限され、リアル店舗も全国キャラバンも、それまで軌道に乗り始めていたあらゆる活動が頓挫してしまう危機に陥りました。

ただし、コロナによる危機に直面していたのは自分だけではない、ということが私たちを奮い立たせました。これまで出会ってきた「場の人」「モノの人」をつないで支えあうためのプロジェクト「みんなでくらしを続けよう。」をスタート。

今を乗り切る、小さな「もの」と「場」の支えあいを。「みんなで暮らしをつづけよう。/PR TIMES

 

微々たる取り組みではありましたが、小さくとも自分たちの培ってきたもので、大切な人たちの役に立てることを積み上げていこうという覚悟を持って、なんとかコロナ禍を乗り越えていったことを思い出します。

 

一方、コロナ禍を乗り越えた経験は会社に新しい岐路をもたらしました。

 

それは「自立」の壁。この先は個人として生きていける力がないと必要とされない(≒行いに説得力が生まれない)時代になる、という危機感が非常に強く生まれた時期でもありました。

そんな思いを背景に組織変革に取り組んだ結果は下記の記事の通り。

「会社のために働くな」と告げてから1年、会社はどうなったか。/note 

 

,tooへの社名変更から「実践者」のチームへ

そんな「自立」を意図した組織改革の結果、2022年から2023年にかけて、当時7名いた社員のうち6名が独立・転職していきました。そこにはポジティブな転進もあればネガティブな離脱も。

 

残った1名と、それまで業務委託で関わっていた1名との3名で再出発していこう、と初めて岡山以外の役員が生まれ、社名も,tooへと変更することになりました。

ちなみに、社名やビジョンを策定するにあたっては、合宿地として訪れた北海道上川町の敬愛する友人の会社「EFC」からたくさんのヒントをいただきました。

 

そしてこの新社名・新体制発足にあたってもっとも大事にしたのが「自分たちが実践者である」こと。実践者だからこそわかる事業の痛みと喜びをもとに、現在はビジョン策定やブランディング、さらに現場と直に丁々発止を繰り広げる組織開発までともにする「共在者」としての伴走事業に取り組んでいます。

▼こんなふうに共在しています
・ヤマチク「ニホンを、とどけよう。」
・キューサイ ブランドコミュニケーション施策「スナック前向き」企画・制作
・日本エレテックス 新商品「Soary」開発
・三菱地所「めぐるめく」

 

また、それぞれの自主事業に関しては岡山が富山県舟橋村で取り組む学童保育施設「fork」や、田中の未利用山林の利活用事業「yusan」、大石の農業事業と、着実に歩を進めています。

 

10周年に向けて進める「変化の探求」

駆け足で振り返ってきたこの9年間ですが、こうして見ると社会の変化に合わせるでも抗うでもなくやってきたような、不思議な道筋を辿っているように思います。

おそらく、もっと稼げる道や楽な道もあったのだろうし、新しいことかつ本質的なことに取り組み続けるのはなかなかわかりづらく、その価値を可視化しにくいことでもあります。

ただ、これだけは確信を持って言えるということがあります。

 

それは、「すぐにわかることは、ゴミになるのもまた早い」ということ。

 

手軽さ、手っ取り早さは消費側の思考であって、価値を生み出す側の使命は「わかりづらく、時間がかかる」と向き合うことです。

 

そんな「時間がかかるけれど、重く大きな価値につながる」変化と向き合う対話を、2025年からpodcastで始めています。同年末に制作したZINE『変化の探求』は2度のイベントとオンライン予約で即完売。

(podcast『,tooの問うradio』ぜひ聴いてください! https://open.spotify.com/show/2IT4eBzScUZ68tyaQZ548O )

 

今年に入ってからは『変化の探求』をベースにしたセッションの提供も始まりました。古民家を使ったリアルの場での「感覚化」を通じた変化の対話もスタートしていく予定です。

 

「実践者」として、「共在者」として、そして変化の「探求者」として、あなたとご一緒できることをこころから願っています!

10年目の,tooも、よろしくお願いいたします!

 

ご興味を持っていただいた方は、ぜひこちらからお問合せください。

https://too-inc.com/contact