兪 彭燕
1989年、上海生まれ日本に根を下ろしてはや20年。音楽とサッカーが好き。バイブルはスラムダンクと寺山修二の「書を捨てよ、町へ出よう」

昨日、戦後70年を問うシンポジウムへ足を運びました。

 

なんだか、真面目そうなシンポジウムですが、これを知ったきっかけは知人がfacebookでシェアしていたからなんです。

 

すぐに「面白そうじゃん!」と飛びついた私。

 

実は、シンポジウムに登壇する先生たち3人のうち2人は知っており、1人に関しては履修していたにもかかわらず授業に出なかった気まずい記憶があるんです。

 

学生の時にもっと勉強しておけばよかったと後悔しても、すでに時遅し。むしろ卒業後の方が、知的好奇心がむくむくと湧き上がり、あれも知りたい!これも知りたい!と欲張ってしまうほど。

 

この知的好奇心が絶賛むくむく中だったこともあり、「なんだか面白そうだし、先生二人も知っているし。」との軽い理由で、真面目なシンポジウムに行く私。

 

行ってみたらどうだったのか?

 

年齢層的にアウェーでした。

 

平日の午後だったこともあり、きっと世の学生はサボりなんてせず大学で研究や課外活動にいそしみ、社会人は立派に勤務中だからであろうが、

 

本当に若い人が少ない!というより私いれて二人だけ!

 

これは、戦後70年をもっと若い人たちに自分ごとにして貰わないと!と決意を新たにしました。

 

また、軽い理由で真面目なシンポジウムに行くときに頭に掠める不安が、「講演についていけるのか?内容を理解できるのか?」だと思います。

 

学部1年のときに、政治思想学会に興味半分で行ってみたら、ちんぷんかんぷんだったこともあり、この不安は切実でした。

 

でも!レジュメもきちんと頂き、かなり勉強になりました!

 

特に、吉田裕先生がおっしゃった「加害と被害の重層性」は、私が「戦後」について一番もやもやしていたポイントであり、それを簡潔に言い表し整理されたのは、一聞き手として大変に得るものがありました。

 

また、渡辺治先生のおっしゃった「仏独和解が成り立つ背景と日中韓の背景は違う」との指摘は、図星をさされた!と思うほど的確で、必死にメモりました。

 

現政権に関しても渡辺先生は「戦後史」から位置づけており、そうすると説明できる事や新たな発見がたくさんあることに驚かされます。

 

レジュメ

 

日常の疑問がどんどん形になり、そしてたまには解決されちゃう気持ち良さ。

 

6月は色んな大学でシンポジウムや講演会が行われますし、文化祭でもシンポジウムは開かれます。これからの季節にぜひ!とみなさんに声高にオススメしたいです。

 

シンポジウムで、知識だけじゃなく疑問やもやもや、懸念を言い表す言葉(言語化しただけでもすっきりするよね!)も手に入れて、ほくほく顔で向かったのは、日本記者クラブ。

 

日本記者クラブでの授賞式にも昨日は参加してきたのです。

初めて向かう日本記者クラブ・・・。ましてや授賞式・・・。

 

どんな服装で行ったら良いのかわからず、黒い服着ていけば良いだろう!と黒いのばかりを着ていったら、同僚に「そのまま葬式行けるね!」と元気に言われました。

 

閑話休題。

授賞式後、『放射能を浴びたX年後』(http://x311.info/)の監督・伊東英朗さんとお話をしてきました。

 

そしたら、

伊東さんから○○の提案があり!

 

笑顔で「頑張ります!やります!」と快諾しましたが、あれこれって大変なことなのかしら?と大変さに気付いたのは帰り道。

 

元気に鋭いツッコミをくれた同僚に今度は優しく励まされ、これから頑張らねばいかんぜよ!!と思った次第です。

 

何の提案をされたのかは、もうしばらくするとご報告が出来ると思います。

 

ぜひ楽しみにしてください!