こんにちは、70seeds編集長の岡山です。

編集部ではこれまで「ハートに火をつける」をコンセプトに、様々な方を取材、記事を通じて皆さまにお届けしてきました。

その中で、「あの取り組みってその後どうなっているんだろう?」という声を読者の方からいただいたり、逆に「今こうなってるよ!」と取材対象者の方からご連絡をいただくこともあります。

そんな「取材対象者の今」を、編集部ブログでチラ見せしていこう!というのがこの企画、題して「取材、その後。」です。

第1回となる今回は、8月に掲載した『大槌食べる通信』の取り組みの「その後」をご紹介します。

※参考記事
前編: 地方の「ゆるやかな衰退」、防ぐのは“よそもの”―『大槌食べる通信』の挑戦

後編: 「東北へ移住した“よそもの”が見つけた、コミュニティの可能性-『大槌食べる通信』が挑む地方創生」

岡山 史興
70Seeds編集長。「できごとのじぶんごと化」をミッションに、世の中のさまざまな「編集」に取り組んでいます。

クラウドファンディング終了、そして創刊へ

 

震災後に移り住んだ「よそもの」だからこそできること、として食材付き定期購読紙『大槌食べる通信』を通じた「大槌のファンづくり」に取り組んでいた吉野さん。

 

クラウドファンディングでは、目標には到達しなかったものの、50万円以上を集め、発行作業を着々と進めていました。

 

その間も、『東北食べる通信』高橋博之さんとともに東京でイベントを行うなど、地道な宣伝活動を展開。

 

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そして創刊の日を迎えました。

 

 

家に特大のホタテと素敵な読み物が届いたよ

 

で、実は私もクラウドファンディングで購読申込みをしていたんです。

 

数日前に到着日の連絡があり、そわそわしていた10月29日の朝。

 

…ついに、届きました!

 

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特大のホタテが5枚も!

 

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そして『大槌食べる通信』創刊号も。

 

このホタテ、どのくらい特大かというと、

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このくらい。

 

貝の下にあるのが私の手です。

 

この貝を開けていくと、、、

 

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こうなります。

 

ちなみに、貝殻を外していくとき、素早くやらないとホタテが貝の口をきつく閉じてしまうので、ためらわず一気にやらなくてはいけません。スーパーで買ってきた食材ではこのような体験はできないなあ、と。

 

生きている食材と触れ合うことができるのも、『大槌食べる通信』の魅力ですね。

 

 

ついに実食!食べ方はもちろん…?

 

殻を外し終わったらついに調理、実食です。

 

とはいえ、つい数分前まで生きていたホタテ。手の込んだ料理もいいですが、ここはやはりすぐに食べたい!というのが本能…。

 

というわけで。

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ホタテの刺身!

 

丁寧にウロやエラを取り外し、貝柱と紐を食べやすい大きさに切って盛り付けました。

 

そして…

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バター醤油焼き!

 

コショウとバターをふってグリルで焼くだけでこんなに幸せな気分になれるのだから、本当に素晴らしいお料理ですね。

 

刺身では外した卵巣も、バター焼きでおいしくいただきました。

 

ただおいしいだけではなく、調理の段階から素材の生命力を感じられる『大槌食べる通信』。次号も楽しみです。