本日8月15日は終戦記念日。
全国各地で慰霊祭などの「記憶をつなぐ」様々な催しが開かれます。ですが、一方で多くのメディアでは、毎年のように「記憶の風化」が紙面を飾るように、年々と「戦争」が想像しにくいものになっていっているのも事実です。
今回、70seedsでは、そのような「風化」に対して、「見てわかる」ことを通じて理解を深める様々なインフォグラフィックス作品を紹介します。
1. Ingeniously Charting The Horrifying Power Of Today’s Nuclear Bombs
広島、長崎への原爆投下から、開発競争が繰り広げられ、現在も世界に約15,000発あまりが存在する核兵器。その威力がこの70年でどれだけ進化を遂げてきたかを表すインフォグラフィック。縦スクロールの回数が実感を呼びます。
2. The Fallen of World War II
以前「ピックアップ」でも紹介記事を取り上げた作品。映像作家ニール・ハロラン氏が作成したこの動画では、第二次世界大戦の戦死者を動きのある視覚表現で淡々と伝えられています。
3. World Battleground, 1000 years of war in 5 minutes
https://www.youtube.com/watch?v=1hsDn2kNriI
西暦1000年から2008年までの「戦争」(紛争、内戦を含む)を世界地図上に5分の動画で表現しています。20世紀が文字通り「戦争の世紀」だったことを実感できます。
4. 数字は証言する~データで見る太平洋戦争~
http://mainichi.jp/feature/afterwar70/pacificwar/data1.html
毎日新聞社が「戦後70年」に合わせて展開しているインフォグラフィックスシリーズ。グラフと写真、インタビューを織り交ぜた骨太なコンテンツです。
5. Small Arms and Ammunition
http://armsglobe.chromeexperiments.com/
最後に紹介するのは、少し毛色の違うテーマです。「Small Arms and Ammunition」は、Googleが提供している1992年から2010年の間に世界で取引きされた小型武器・弾薬の移動を表現したもの。国から国への移動の軌跡や、その内訳には意外な事実もあり、発見を与えてくれます。
文章だとなかなか伝わりにくい「戦争」を、視覚的に表現した魅力的なコンテンツたち、ぜひこの機会にご覧ください。