本日、戦後70回目の8月が終わります。
70seeds編集部より、この日に寄せて、メッセージを記させていただきます。

 

1945年/昭和20年の8月15日、日本では玉音放送が流れ、太平洋戦争の終結が国民に宣言されることとなりました。
それから70年、日本はたしかに「戦後」を過ごしてきました。
終戦直後の復興から、高度経済成長、バブル崩壊、そして現在へと連なる「戦後」。

 

しかし、現在普段の生活の中で「戦後」を意識することがあるでしょうか。

 

今当たり前に使っているスマートフォン、当たり前に飲んでいる炭酸飲料、当たり前に楽しんでいるファッション…それらひとつひとつの背景には、「当たり前」になったストーリーがあります。

「戦後」とはそうした現在へと繋がるストーリーの積み重ねであり、戦後70年の現在を生きる私たちもまた、そのストーリーの登場人物のひとりです。

戦争爆撃の瞬間、大きな事件の瞬間、そういったシンボリックな「瞬間」で切り取られることの多い「戦時中」や「戦後」の歴史。

 

ですが、当時を生きた人たちもまた私たちと同じく、当時あった「当たり前」の日常に暮らしていたのです。
そして、そこには「瞬間」だけではなく現在へと連なる様々なストーリーがありました。
70seedsは、そんな現在の「当たり前」とつながる、戦後70年の様々な「ストーリー」を読者のみなさまへ届けたい、ひとつでも多くの「知らなかった」を伝えたい。

 

そうすることを通じて、「戦後70年」がただの漠然とした節目で終わるのではなく、今を生きるひとりひとりの生活の一部となっていくことを願っています。
その先にある、それぞれが描く未来に思いを馳せながら。

 

「戦後71年」の只中となった今、70seedsは「戦後70年のストーリーを未来へ紡ぐWebメディア」として、これまで以上によりよいコンテンツを届けていきます。

 

70seeds編集部一同