兪 彭燕
1989年、上海生まれ日本に根を下ろしてはや20年。音楽とサッカーが好き。バイブルはスラムダンクと寺山修二の「書を捨てよ、町へ出よう」

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このキャラクター、「ジェイク」の生みの親である絵本作家・葉祥明さんを訪ねました。

葉さんへのインタビューは、スペシャル企画としてじっくりと第三部まで計画中。

第一部は『人生を変えるきっかけになったチェルノブイリ原発事故 【絵本作家 葉祥明さん インタビュー vol.1】

 

ここでは、スペシャル企画とは違った裏側をお見せしようと思います。

 

まずは、葉さんの使っていらっしゃる絵の道具たち。

 

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パレットと筆を洗う瓶に筆たち。

 

色がとても鮮やかで気持ちまで新しくなります。

 

写真でのキャプションに書かれているように、パレットはスーパーで買うお惣菜のお皿を使用しています。味気無いお惣菜のお皿も、パレットとしてカラフルな装いを身にまとうと全く別物の様に思えます。

 

葉さんとのインタビューで印象的だったのが、「感性から出発する」とおっしゃっていたこと。

 

お惣菜のお皿をパレットに、空き瓶を筆洗いに再利用する葉さんの「感性」に少しの親近感を感じながらも、葉さんの色鮮やかで繊細な内面が、絵の道具たちから垣間見えた瞬間でした。

 

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葉さんは多くの社会問題を題材とした絵本を描かれています。

 

葉さんが描く絵本の対象年齢は「0歳から100歳まで」までと言われます。

 

社会問題を扱いながらも、年齢にとらわれない多くの方々を惹きつけるポイントが、絵本の「美しさ」

 

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「感性から出発する」とおっしゃる葉さんだからこそ、社会問題や悲しみを描く際にも美しさを用いて表現します。

 

お話したイメージとしては、絵本作家とくくれない、哲学者のようでもあり少年のようでもある、とてもチャーミングで魅力のある方でした。

 

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葉さんは、麦わら帽子の似合う笑顔が優しい方です。

 

しかしインタビューが始まると、力を込めてメッセージを伝えられていました。

 

そんなインタビューの裏側も何枚か写真でご紹介いたします。

 

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手を広げて気持ちを表現。

 

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そして、雄弁に、熱く、力強く語っております。

 

インタビューを終えると、葉さんから大きなパワーをいただいたことに気付きました。

 

まるで哲学者から教えを乞うたような、そんな背筋を正される思いで、葉さんのオフィスを後にしました。

 

最後に、葉さんから頂いたあるモノを紹介します。

 

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「つらいときはこれを見て下さい、お守りとしてどうぞ」

 

そんな言葉とともにいただいたのは葉さんの名刺。

 

美しいメルヘンな画風と熱く語る葉さんのギャップに魅力を感じた方、

 

絵本に込めた葉さんの思いを知りたい方は、

 

ぜひ『人生を変えるきっかけになったチェルノブイリ原発事故 【絵本作家 葉祥明さん インタビュー vol.1】』でご確認ください。

 

編集部・兪