半蔵 門太郎
ビジネス・テクノロジーの領域で幅広く執筆しています。

2年以上にわたってさまざまな「ハートに火をつける」記事をお届けしている70seeds編集部。 「どんな人が編集しているの?」だったり「どんな思いで記事を書いているの?」と 聞かれることが増えてきました。

     

そんな声にお応えするべく、これから隔週でメンバーが気になっているトピックや、 取材でのウラ話をざっくばらんに繰り広げる「編集部かわらばん」 をお届けしようと思います!

       

まずは数回にわたって編集部のメンバーを紹介します。ぜひお楽しみください!

   
 

はじめまして!

 

70seeds編集部でインターンをしている丸山 彬(まるやま あきら)と申します。

       

出身は長野県。約1年前に大学進学のために上京してきました。

   

大学生活の中で「文章を通じて人のプラスになるような力」を学びたいと思っていたところ、とある方に70seedsを紹介していただいて、「ここしかない!」と思い、インターン生として活動させていただいています!

   

さて今回、70seeds編集部の顔が見えるコーナーを作ろう!ということで、私が連載を担当することになりました。70seeds編集部の空気感を感じて、記事をより楽しんでいただければ幸いです。よろしくおねがいします!

   

さあ、ということで、まずは編集部の各メンバーを紹介していきたいと思います!

   

1人目はこのひと!

   

70seeds編集長の岡山史興です。

 

~プロフィール~

岡山 史興 (おかやま ふみおき)

生年月日:1984年12月28日

出身:長崎県平戸市

趣味:音楽、マンガ、子どもと遊ぶ

性格:ポジティブな根暗です。

特技:匂いに敏感

マイブーム:メルカリ

 

編集部に入ってから最初のころは、あまり表情に変化がなく、何を考えているのかわからない、少し怖い印象だったのですが、相談をすると親身になって聞いてくれる、とても頼りになる存在です。記事のまとめ方もすごくうまく、岡山さんの記事は毎回読むたびに勉強になります。

   

理不尽を無くし、価値が伝わる世の中に

– 今日はよろしくお願いします。まず書いてもらったプロフィールについて少し質問します。趣味は音楽。どんな音楽が好きなんですか?

高校、大学とスカバンドを組んで活動していたので、スカやパンクが好きですね。70seedsで取材したニューロティカは大好きなバンドのひとつですよ。

– バンド活動していたんですね!あとは趣味に漫画とありますが、どんな漫画が好きなんですか?

好きな漫画は「宮本から君へ」です。知ってます?

– 読んだことないです。

そうですよね(笑)。とてもアツい漫画なのでおすすめです。丸山君みたいな人生に悩んでる人は好きそう。

– 今度ブックオフで探してみます。あと気になったのは特技ですね。匂いに敏感なんですか?

そう。これは短所かもしれないけど、臭いに敏感。生乾きの洗濯物のにおいとか本当にダメなんです。

– なるほど。これからの季節、気を付けないとな…(笑)次は少し真面目な質問。岡山さんがStory Design house(70seedsの運営会社、以下SDh)を設立した経緯を教えてください。

会社設立のルーツをたどると、高校生の時までさかのぼるんですけど。私は長崎出身で、高校生の時に、高校生が高校生の「平和を求める」声を集める署名活動を立ち上げたり、被爆者の声を海外に届ける活動を行ってました。でも、大学進学で関東に来た時、周りの人間が「原爆」や「被爆」にあまり関心を示してくれない…。いままで長崎でやっていたことは長崎だからできたんだ、というのを感じたんですよね。

(写真:岡山さんが高校時代発足に加わった「高校生1万人署名活動」。写真は、ローマ法王に特別謁見をしたときのもの)
 

– 確かに、関東の人たちにとって「原爆」や「被爆」はあまり一般的なテーマではないですね。

その経験から、「バックグラウンドが違う人たちが集まっている社会の中で、どうしたらちゃんと世の中に価値が伝わるのか」という問題意識をずっと持っていて。私がおこなっていた平和活動だけでなく、社会問題に対して取り組んでいる人たちがたくさんいる社会で、その人たちの情報発信をより良いものにしたい。そういう思いのもと、大学卒業後はPR会社を就職先に選びました。

仕事で、全国の中小企業と関わるプロジェクトがあったんです。そのときに、規模小さくて知られていないけれど、面白いことをやっている…そんな人たちがちゃんと評価されて、次のビジネスにつなげていく、そのお手伝いをしたいと思いました。先ほど言った「情報発信の最適化」という自分の問題意識と想いが重なるところもあって。そこから、当時勤めていた会社を辞め、自分が支援したい人を支援できる環境を作ろうと思い、会社の設立に至りました。

– なるほど。ですが、SDhを設立したことで「支援したい人を支援する」という環境は既にあったと思います。さらにメディア(70seeds)を立ち上げ、いろいろな人を応援しようと思ったのはどうしてですか?

独立後に1度、プロボノ(編集部注:社会人が仕事を通じて培った知識やスキルを活用して社会貢献するボランティア活動)として、東北のあるNPOを支援しようとしたことがあったんですが、自分が会社経営しながら支援するのって結構大変で…会社のお金を中心に考えると、お金の発生しないものってどうしても後手後手に回っていってしまう。

でも支援したいと思わされる方々の中には、僕らにコンサルティングフィーを払えるような経済規模ではない場合も多い。なら、彼らから直接お金をいただくことを前提にしなくて、一緒に成長できるような仕組みを作らなきゃいけないなと思ったんです。それがきっかけですね。

– そう思ったとはいえ、高校から社会人まで平和活動に参加して、起業して…行動力がすごいですね。なにがそんなに岡山さんを動かすのでしょうか。

原点には「理不尽なことが嫌い」という想いがありますね。その理不尽が「防げない理不尽」というのではなく、人によって起こされた理不尽、戦争とか原爆とか、理不尽の極みですよね。それに対する納得のいかなさとか、そういうものを何とかしたいという気持ちが原動力になっています。

そこで自分に何ができるんだろうと考えたときに、正しい、面白いことをやっている人 が正しく評価される、正しい価値を届けるということなら自分でも役に立てるんじゃな いかと。ビジネスをしていても、その部分は通底してます。

 

メディアは“関係性”

– 70seedsのコンセプトは「ハートに火をつける」ですが、岡山さんが最近「ハートに火がついた」出来事を教えてください。

たくさんありますよ!こないだ取材に行った小豆島は刺激になりましたねぇ。害獣と呼ばれるシカやイノシシの皮を使ってバックを作ったりしているデザイナーの方に取材をしたんですが、その人の『「モノとヒト」や「動物と人」の関係性を変えたい』という言葉がすごく印象的でした。

どういうことかというと、今まで島の中で害獣として迷惑がられてきたシカやイノシシ を、バックにすることで、人の役に立つようにすると、今まで迷惑がられていたもの が今度は役に立つようになる。関係性が変わり、新しい関係性が生まれる。迷惑なもの も迷惑なだけじゃなくて、発想が変われば関係性も変化してくる、というのを実践して いて面白いなと思いました。

モノを届けたり伝えたりすることって、「伝えて終わり」じゃなくて、その先の関係性 をどう考えていくか、その先の関係性を良くするために色んな側面から考えることが必  要なんだということに改めて気づかされましたね。(編集部注:小豆島の取材記事は、 近日公開予定!)

– 新しい関係性、ですか。

突き詰めて考えてみると、すべて関係性でできてるな、と思うんです。僕たちの運営するメディアも取材対象者がいないと成立しないし、メディアを読んでくれる人がいないと成立しない。一緒にいる仲間がいるからメディアとして成立するし、新しい事業にも挑戦できる…どこまで行っても関係性でしかないな、と。

なので、ひとつの関係性が良い方向に変化するだけで、全体が良くなることもあるんだ と思います。だったら一つの関係性を良くしていくっていうのが、コミュニケーション の仕事、メディアの仕事、役割だな、と。

– メディアの役割、か…。数あるメディアの中で、70seedsの役割ってなんなのでしょう。

やはり読者の「ハートに火をつける」ことではないでしょうか。具体的にいうと、出会いの提供だけでなく、その先にも関われるようなメディアになりたいですよね。よく映画監督の方って「どう感じるかははお客様にゆだねます」っていうじゃないですか。でも、僕らはあまりゆだねきりたくないな…と思っていて。

– というと?

その記事を読んでどう感じるかは自由なんですが、「何か感じて勝手に動いてくだい」っていうよりは「ほらほら、動こうよ~」みたいな(笑)。そういう関わり方ができるというのが僕らのメディアの特長でもあり、役割なんだと思います。


【取材を終えて】

インターン生としてお世話になっているとはいえ、お仕事としての関係。生い立ちや社会に対する問題意識について詳しく聞いたことがなかったので、今回のインタビューで新たな一面を知ることができました。これからの季節、特に足の臭いには気を付けます。

 

理不尽がとにかく嫌い…そんなある種「おせっかい」なところが、「ゆだねきらない」70seedsの特色にも表れていますね。これからこのメディアがどんなふうに広がっていくのか、参加しつつ、楽しみに見て行こうと思います。