徳永ヒロキ
早稲田大学4年生(休学中)。「あなたの世界観を変えるクリエイターを」をテーマに、取材記事を執筆しています。

個人クリエイターが好き!

はじめまして。早稲田大学文化構想学部4年(休学中)、70seeds編集部でインターンをしている徳永ヒロキ(@hiroki_shuzai)と申します。

 

突然ですが、私は「趣味でものづくりをしているひと」が大好きです。絵を描いている人や、彫刻をしている人、ミニチュアを作っている人や、よくわからないモノ(笑)を作っているひと。ひとりひとりの「世界観」が色濃くでているものが大好きです。

 

普段の私の世界観≒価値観とまったく異なるモノとの出会いを通して、日常生活への刺激や自分が変わるためのヒントになっていくような感覚が、いいなぁと感じます。

なぜ私は自分の世界観への刺激を彼らに求めているのか。それは日常生活において自分と異なる強烈な世界観にふれることが多くなかったからです。

 

普通に生活しているとだんだん自分の興味の幅は狭まって、気づけば日常やSNSでフォローしている界隈の人たちは、みんな似たような事を言っている。

 

気づけば、自分の世界観が固定されていたのです。

 

 

私の世界観を変えたクリエイターたち

 

ある日、私がYoutubeで動画を漁っていた時、1つの強烈な作品と出会いました。それは凝り固まった私の世界観を強烈に揺さぶりました。

 

Y NAKAJIMA さん「多脚機関戦車トーマス」

「!?」

 

最初は全く理解できませんでした。でもこれほどの個性と作りこみからして、彼の中で強烈な世界観が構成されているのだろうということは想定できました。この不思議な世界観に憑りつかれた私はその後、投稿者のブログを見漁り、そして「退廃×テクノロジーの世界観」のかっこよさを感じるようになりました。

 

この衝撃は私の世界観を変えました。あまり好きではなかった錆びついた物や古い物、危なそうな物や少しバイオレンスな物にも惹かれるようになり、何かを観たり価値判断をする際の新しい視座を手に入れたように思います。

 

もう1人、私の世界観を揺さぶったクリエイターを紹介します。Twitterでネットサーフィンしていた時に偶然出会ったツイートがきっかけでした。

 

珪化⊿夜売り さん

 

夜の、幻想的でちょっと不安で、何か得体の知れないゆったりした「いきもの」が出てきそうな不思議な感覚。夜は視界が制限されているから、頭の中にあるイメージ、ファンタジーが実在感を伴ってぼんやりと現れてくる。

 

夜の過ごし方が変わりました。夜は現実的な思考をするよりも抽象的な空想に耽る方が面白いし、アイデアがどんどん出てくるような気がします。このような空想の世界観に私の現実の生活が影響を与えられている感覚は、とても新鮮なものでした。

 

彼らのような、自分の世界観を作品に込めるクリエイターの作品との出会いを通して、この人の作品と世界観の背景、物語をもっと知りたい!深堀りしたい!と思うようになりました。

 

 

あなたの世界観を変えるクリエイターを

 

私はこの連載を通して、私の世界観≒価値観を変えるかもしれない「強烈な出会い」を探しに行きたいと思っています。

 

 

 

そのために、「自分の世界観を作品に込める、個性的な個人クリエイター」たちに取材をおこなっていきます。それぞれの世界観の背景や、世界観が表れている作品への深堀りを通して、読者がどこかでクリエイターの物語への「共感」を感じていただけるような記事を作っていきたいと考えています。

 

中には私が第一印象でちょっと嫌だなと感じる世界観もあるかもしれません。今なんとなく好きじゃない世界観でも、そこに共感する所をみつけて自分の世界観が少しでも広がったり深まったりすれば、それは生活する上での良い栄養になっていくのではないかと思っています。

 

私はこの取材を通して、今までの自分の世界観をぶっ壊されにいくつもりです。連載を読んでくれる方々も、そんな感覚を追体験できるような記事をがんばって作っていきたいと思っています。

 

これから、よろしくお願いします!