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【イべントレポート】食が変わればからだが変わるー寝かせ玄米の荻野さんと考える「健康のために見るべきもの」

健康。わかっちゃいるけどなかなか徹底できないものの一つですよね。

でもそれが、毎日の「食」の考え方を少し変えてみるだけで、簡単にできちゃうとすれば…?

今回はそんなお話をお聞きしました。

70seedsと大槌食べる通信が共同で開催しているトークイベント第4弾。

今回のゲストは、株式会社結わえるの代表取締役、「寝かせ玄米」の開発者でもある荻野芳隆さんです。

今回のレポートでは、イベントの中で最も反響のあった荻野さんのお話の一部をご紹介します!

 


 

さて、荻野さんのお話の前にイベントの概要をご紹介。

 

このイベントは

大槌食べる通信編集長の吉野和也さんと70seeds編集長の岡山。

 

荻野さんの話を食い入るように聞く二人

 

この二人がモデレーターとなり、「ハートに火をつける」人たちにお話を聞いていこうというもの。

 

このイベントは今回で4回目。これまで様々な方向で活動をされている方たちにお話を聞いてきました。

 

第1回 ゲスト:tabel代表 新田理恵さん
無印良品 有楽町「tabelと考えるローカルの未来 presents by 大槌食べる通信×70seeds」

第2回 ゲスト:ソトコト編集長 指出一正さん
地域で生きるには「まず挨拶」-『ソトコト』『大槌食べる通信』両編集長と語る「ローカル処世術」

第3回 ゲスト:シャプラニール クラフトリンク部門 長瀬桃子さん
「買い物で世界を変える方法」シャプラニールと考えた無印良品イベント第3弾レポート

 

これからも70seeds上で紹介した「ハートに火をつける」方たちをお呼びし、お話をお伺いしていきたいと思っています。

 

そして、第4回のゲストは結わえるの荻野芳隆さん

 

 

荻野さんは大手コンサルティング会社に勤務している中、自然療法で数々の人が回復していくのを目撃し感銘を受けます。そこから自身でも栄養学や東洋医学、食事療法を学びながら、我慢や制限ではない「誰もができる」健康的なライフスタイルを追求。その中で開発したのが「寝かせ玄米」でした。

 

 

栄養価満点の玄米、その唯一の弱点「美味しくない」を克服したこの商品は、女優の石原さとみさんが愛用していることでも話題になりました。

 

さて、そんな健康的なライフスタイルを紹介している荻野さんですが、ストイックに仙人のような生活をしているわけではありません。ご自身も無類の旨いもの、お酒好き。そんな荻野さんが発明した誰もができるという「玄米メリハリ生活」とはどんなものなのか、お話を聞きました。

 

肥満を左右するのはカロリーではない!?知っておきたいからだの乱れのメカニズム

 

「健康」がテーマということもあり、会場は女性がほとんど。皆さんメモを取る様子が印象的でした。

 

開口一番、荻野さんはダイエットにおいて「カロリーを気にすることは間違いだ!」と言い放ちます。いきなりいままでの常識を覆す発言です。一体どういうことなのでしょうか?

 

理由はあるデータから見て取ることができます。

 

 

なんと、現代に生きる私たちは食べ物が不足していた戦後とほぼ変わらないカロリーしか摂取していないそうなんです。いきなりのびっくり情報。

摂取カロリーは変化していないのにも関わらず、現代では文字通り「現代病」と言われる生活習慣病、それに伴う肥満や糖尿病が増えています。カロリーではないとしたら、いったい何が原因だというのか。

 

それはカロリーに占める脂質の割合だと荻野さんは言います。

 

 

上記データからもわかる通り、総カロリーが減少する一方で、占める脂質の割合は右肩上がりに増えています。更に詳しく見てみると…

 

 

ごはんを食べる量が半分になり、肉を食べる量が5倍になっていたのです!

荻野さんはこの食事における「割合と質」が変化したことが現代人のからだの乱れの根本原因になっていると指摘します。

 

 

たった5、60年でこんなにも変化があったとは…

驚きに包まれる会場。次はその見直すべき「割合と質」についてみていきます。

 

 

大切なのは「割合と質」

 

まず、太らない食事をするために気を付けるべきことは代謝できるかどうかということ。

そして、その代謝に関わるのがビタミンやミネラル、食物繊維といった副栄養素たちで、これらはカロリーと無関係なのです。つまり、同じ600キロカロリーでも副栄養素が豊富な食事とそうでないのがあるということ。注意すべきはこの副栄養素がどれだけ入っているかなのです。これが「割合と質」の「質」の部分。

 

同じ600kcalでも、内訳をみると大きく違うことが分ります。「質」を見極めることが大事。

 

野菜などから摂れるビタミンやミネラル、食物繊維が入っているかどうか、カロリーのほとんどが脂質になっていないかどうか。カロリーだけを見ても、意味がないんです。なるほど…

 

次に「割合」。荻野さんが提示する理想の「割合」がこちら。

 

 

ご飯6:野菜3:肉魚1。ご飯はエネルギー源となり代謝を上げる作用があるため、炭水化物を断つのは言語道断だそう。

 

人間の歯も6:3:1の割合でできている。つまり本能的に自然な割合だということ。

 

ここに、最近流行りの糖質制限ダイエットの危険性があると荻野さんは言います。

糖質(炭水化物)を制限するということは脳のエネルギー源を断つということ。今まで食べていたものが入らなくなると、体はエネルギーを補給しようと無理をします。

 

糖が不足することで緊急措置として体が何とかしようとして体重は減るが、リスクも大きい

 

その後免疫力が落ちたり、集中力が落ちたり、代謝が落ちるので体脂肪率が上昇したり…と、糖質制限は体重が減ることの代償が大きすぎるのです。

健康的に痩せるには糖質を制限するのではなく、むしろ肉や魚を減らし、ご飯を多めに取り、かつビタミンやミネラルなどの副栄養素を野菜から摂ることが必要なんですね。

 

 

なぜ寝かせ玄米なのか

 

さて、ここまでで「割合と質」の大切さをわかっていただけたかと思います。

そして、そんな「割合と質」を満たすために有効なのが…

 

 

玄米です。お待たせしました。

玄米の栄養は言わずもがな。ただし、美味しくないということで今まであまり受け入れられてきませんでした。

 

玄米は単体で栄養価が高いため、少ないカロリーで十分な栄養を摂取することができます。ここが玄米で健康的に痩せることができるポイント。

 

そして、そんな万能食材、玄米の唯一の欠点「おいしくない」を解決したのが結わえるが開発した「寝かせ玄米」。3~4日熟成させてはいますが栄養価は通常の玄米とほぼ同じ。

美味しいから続けられるし、続けるだけで健康になれる。

 

いままで副栄養素がなんだと言ってきましたが、玄米と野菜、少しの肉魚の食事を続ければ、健康体になれるということ。

寝かせ玄米、有能すぎる…

 

 

「基本食」と「快楽食」のメリハリで健康になろう

 

ここまでどんな食生活が理想的なのか、についてお話をしてきましたが、これを毎日続けるとなると結構我慢が強いられるような気もします。そりゃたまには肉や魚、脂っこいものをガッツリ食べたくなる日もありますよね。

 

そこで荻野さんは食事を「基本食」と「快楽食」と分けることで、メリハリをつけた食生活をすることを提案しています。

 

快楽食は「心の健康、からだのリスク」

 

我々の提案しているライフスタイルは、「おいしくないものを無理して食べる」とか「何かを我慢しなきゃいけない」とかいうものではありません。ふだんは玄米とお味噌汁と季節の野菜を食べて、飲み食いするときは楽しくやろうと。それこそ焼肉でもいいし、スイーツ食べ放題でもいいし、こってりラーメンでもいい。我慢ではなく、日常の土台をしっかり作った上で週三日ほど楽しむ時間を設ける。飲み食いを楽しむために玄米を食べる、そんな感覚で続けていただければと思っています。(当日の荻野さんの言葉より)

自分にとってこれだけは外せない!という快楽食を設定し週3日ほどそれを味わう時間を設け、それ以外の日常では基本色に徹する…そんなメリハリをつけることで無理することなく健康的な生活を送ることができるそう。ここまで言われると、玄米生活を始めてみたくなりますね。

 

 

そんな玄米の魅力、メリハリの大切さやを教えてくれたイベントは第1部、第2部ともに満席(キャンセル待ちも多数!)という盛況のうちに幕を閉じました。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

これからも70seeds、大槌食べる通信では、「ハートに火をつける」方たちとのトークイベントを開催予定です。今後70seeds内で告知を行っていきますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!

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丸山 彬

長野から上京してきた大学2年生。 自分の「面白そう!」「会ってみたい!」な感覚をたよりにジャンルフリーにあっち行ったりこっち行ったり。 学生、若者の「ハートに火をつける」手法を模索中。