8月6日の広島原爆の日から8月9日長崎原爆の日を経て、8月15日の終戦の日に至るまで、8月のこの時期は特に「あの戦争」に関する情報が溢れる時期です。

 

戦後70年を機に生まれた70seedsでも、昨年の夏に「戦争の“知らなかった”と出会う」特集と題して、様々なコンテンツを配信しました。

 

この特集企画では、その中から、改めてこの時期に読んでいただきたい記事をピックアップしてお届けしています。

 

第3回目のまとめテーマは「戦争と街」。戦争が起きることによって翻弄され、運命が変わっていった「街」の姿をご紹介します。

 


 

軍があったから今がある。「夜の街」六本木はどうして生まれたか

2012-09-29 10.32.50

皆さんは「六本木」と聞いたとき、どんな街の姿を思い起こすでしょうか。六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどの大型施設ができたことで、「IT企業のオフィス」や「観光エリア」としての顔も広がってきた一方、多くの方がイメージするのはやはり「夜の街」としての顔でしょう。そんな六本木の姿のルーツには、実は戦争が大きくかかわっているというお話を、現商店会の方に伺いました。

 

記事リンクはこちら:

「軍の街」だった六本木 ー 昼との共生目指す不夜城の今

 

 

「闇市」を世界遺産に!?上野アメ横のリアルに迫る

アメ横お二人

戦後の生活を支える存在だった「闇市」の代表的な存在が、上野アメ横。現在に至るまで、人の活気に溢れるエリアとして多くのファンを抱える街でもあります。そんなアメ横の過去のエピソードから、現在の商店会が抱える野望まで、ディープな話を聞いてきました。

 

記事リンクはこちら:

上野「アメ横」でタイムスリップ―戦後の闇市は今 vol.1―

「上野アメ横を世界遺産にしたい」―戦後の闇市は今 vol.2―

 

オリンピックも、焼きとりも。北海道と戦争のよもやま話

札幌大会招致を伝える新聞(北海タイムス)

昨夏、70seedsで特に力を入れていたコンテンツが、「北海道と戦争」の意外な関係を伝えること。東京大空襲のあった関東や、広島、長崎、沖縄といった都市を含む西日本と比べて、どうしても戦争とのつながりが埋もれがちでした。しかし、戦争末期のソ連による侵攻や、本土への補給地としての役割など、決して戦争の煽りを受けなかったわけではありません。それどころか、街のつくりや食文化、札幌オリンピックの中止など、戦争は北海道の人々に大きな影響を与えていたのです。

 

記事リンクはこちら:

もうひとつの「幻のオリンピック」 ―戦火に消えた札幌の夢

「誰のものでもない島」が辿った運命 ー北海道に建つとある石碑の話

札幌名物の花壇に隠された「戦争の跡」ー 大通公園と15年戦争

北海道「室蘭やきとり」のヒミツ B級グルメと戦争の意外な関係

 


 

いかがでしたか?それぞれの街に住む方も、そうでない方も、これまで知らなかったエピソードを通じて新たに興味を持つきっかけになればうれしく思います。

 

70seedsではこれからも多くの「街」とそこに関わる方々の「ハートに火をつける」ストーリーを取材・紹介していきます。ぜひお楽しみください!